理系大学生が名古屋ベンチャー企業のTikTok運営してみた。

Surprise concierge office

こんにちは。私は名城大学に通う、理工学部3学年の本田彩夏です。大学ではメカトロニクス工学科に所属しており主に、機械・電気・情報の勉強をしております。

この日記では、(株)サプライズコンシェルジュでのインターンについてのお話をしたいと思います。インターンは前期授業が終わり、夏休みが始まった8月上旬ごろから始まりました。期間としては、1ヶ月ほどで8回のインターンに参加させていただきました。インターンは名古屋中区にある会社の事務所で行いました。

初めになぜ私が不動産テックを扱う、理系が就職先に選ばなさそうな会社にインターンに訪れたのかをお話します。ここで不動産テックとは、不動産とテクノロジーを組み合わせて作られた言葉で、テクノロジーを用いて、不動産業界における課題の解決や従来の商慣習を変える取り組みのことを指します。(株)サプライズコンシェルジュでは「不動産とテクノロジーを通じて、誰もが快適に住み続けられるためのサービスを創り続ける」 というミッションを掲げて事業を進めています。

理系大学生がなぜ不動産テックの会社に来たかをお話します。

一番の理由としましては、新しいことに挑戦したいと思ったからです。私は大学では理系で機械に関することを学んでいます。例えばねじや座金などを使用した機械の製図、作成・分解、プログラミングの記述、技術者倫理などを学んでいます。学年が上がるにつれて、学部学科に関する勉強は授業でできるからほかに何か違うことを学びたいなと考えるようになりました。ある時岐阜の祖母の家に訪れた際、一人暮らしをしている祖母の家の周囲の空き家がたくさんあることに気づきました。一人暮らしかつ周囲に人が暮らしていない状況は、防犯対策や生存確認をできる人が近くにいないという多様な点からとても心配になりました。そこで同じような悩みを抱えている人は今後増えていくと思い、地方の過疎化や空き家などの社会問題をどうにかできないかと考えるようになりました。理系学生という角度から解決策を考えると、一人暮らしはロボットなどの機器に頼ることで解決できる問題もたくさんある。しかし、空き家問題に関しては不動産という角度から物事を見る方が早いのではないかと考えました。そこで、一度不動産の会社に訪れて空き家の活用方法や扱い方、人々の暮らしを支える不動産について勉強してみようと思い不動産に関する会社を探していました。その中で不動産テックという言葉を見つけました。従来とは違った新しい魅力的な考え方でどんなものかを知りたくなりました。そこで不動産テックの会社にインターンに来させていただくことにしました。

次に、私が(株)サプライズコンシェルジュにインターンに来た理由についてお話させていただきます。

私が(株)サプライズコンシェルジュにインターンに来た理由は、3つあります。

1つ目は、不動産売買の業務を実際に現場に立ち会ってみたかったことです

昨年、私は宅地建物取引士(以下宅建士と略す)という不動産取引における専門家を指す国家資格を取得しました。10月に資格取得のための筆記テストを受験して以来、勉強することはなくどんどん知識が抜け落ちていく感覚がしました。宅建士は本来業務独占資格でもあり、不動産取引における重要事項の説明や、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印を行う立場です。このままでは、不動産取引について何の知識もなくなってしまうと焦りを持ち、何かせねばと考えていました。そんな中で見つけたのは(株)サプライズコンシェルジュのインターン募集でした。(株)サプライズコンシェルジュでは、不動産売買をしているということで今の私にピッタリな募集だと考え、すぐに募集に応募しました。

2つ目は、(株)サプライズコンシェルジュは不動産売買×デジタルマーケティングという珍しい業種であったことです

(株)サプライズコンシェルジュは、不動産売買という固い昔ながらの職種に対して、デジタルマーケティングという新しい職種を掛け合わせた業種で面白いなと感じました。1つ目の際に記述しましたように不動産取引についてもともと興味がありました。重ねてデジタルマーケティングについても興味をもっていました。(株)サプライズコンシェルジュではデジタルマーケティングを積極的に活用しています。例えば不動産売却・買取に関してLINEを通して行うこともでき、不動産という固いトピックにも関わらず手軽なところから相談できることはとても魅力的だなと感じました。最近ではZ世代というスマートフォンやSNSを当たり前に使いこなすデジタルネイティブを指す言葉がはやっております。私は2001年生まれで1996年から2015年に生まれた人を指すZ世代に含まれる世代です。私は、今までデジタルマーケティングされる側でした。例えば、インスタグラムで紹介されている化粧品を買う、ユーチューブをみておすすめの観光地に向かうなどです。ここでデジタルマーケティングを行う側は、なにを考えてどのような策略を持っているのかなどデジタルマーケティングを行う側に立ってみたいと考えました。理工学部の学生である私は、普段マーケティングの授業を受けることは全くないので、実際の現場に立ってマーケティングについての知見を得ることは自分の将来設計においての選択肢を広げることもできるようになると思いました。

3つ目は、(株)サプライズコンシェルジュがベンチャー企業であったことです

大学入学するタイミングでコロナウイルス感染症が流行しました。私たちが大学に入学した年は、入学式は行わない、授業をzoomなどの遠隔で受けることは当たり前、外出の制限など規制の厳しい日々を過ごしてまいりました。コロナウイルスの流行は落ち着くどころか、第7波という流行りがまた来ています。そんな中、今年度3学年ということで就職活動を始めるタイミングに差し掛かりました。あまりにも社会についての知識の無さ、実際に会社見学なども全く行っていないなど様々な理由から就職についてのイメージがあいまいで就活が自分事のように感じませんでした。そこでベンチャー企業をインターンを通して、企業がどのように回っているのかというシステムを見学させていただき、会社についての説明を受けるという立場だけでなく、実際に会社のメンバーの一員として働かせていただきたいと考えました。そこで、働くというイメージを漠然としたものから明確なものに変えていこうと考えました。

最後に、私が(株)サプライズコンシェルジュでインターン生として実際に行ったことをお話したいと思います。

(株)サプライズコンシェルジュにインターンとして参加する中で行ったことは2つあります。

まず1つ目は、TikTokの運営です

Tik Tokとは2016年中国のバイトダンス社から提供が開始されたスマートフォン向け動画配信サービスです。おもに日本国内では中学生から高校生に圧倒的な支持を得ているものの、中国版Tik Tokでは30代~40代ユーザが幅広く利用するツールです。そこで、日本国内でもTik Tok利用者はあらゆる年齢層に拡大すると見越し、会社の知名度を獲得する目的で運営を開始しました。もともとTik Tokのアプリケーションすらインストールしていなかった私からするとTik Tokというものは未知の世界でした。手始めにTik Tokに関する書籍、Youtube、ネット記事などあらゆるところからTik Tokとは何なのかを勉強しました。動画投稿の行うときには音源は何にするのか 、動画ネタは何をベースにするのか、ハッシュタグはどうするのかなど右往左往しながら毎日動画を発信することでいろいろな考え方や編集の仕方を学びました。動画を投稿するだけで、終わるではなくどのようにしたら多くの方に見ていただけるのか、いいねをもらえるのかなどたくさん討論を行い、試行錯誤を行いながら何本かの動画を作成しました。投稿としては会社として行っている不動産売買についてを軸に行いました。しかしまだまだ、中学生、高校生の利用者が多いTik Tokでは、コンテンツに興味を持っていただける人口が少ないです。そこでどのようにしたら視聴回数が伸びるだろうか・・・、他の不動産会社さんはどんな投稿をしているのだろうかなどあらゆる角度から動画作成を見直し構成を練り直しました。オールドメディア(テレビ、新聞、雑誌など)を支えていた世代が消費から離脱していく今、SNSの運用による宣伝は今後どのような企業においても非常に大切なものとなります。(株)サプライズコンシェルジュのクレドにも記載のあるように「向上心を持つ」「積極的に行動する」「進んで挑戦する」を念頭に置いてSNS運用について今後も学んでいきたいところです。

実際に作成したTik Tokの動画はこちらからご覧ください。

2つ目は、不動産取引の同行です

インターン中には不動産取引の同行もさせていただきました。不動産取引では大きなお金が動くためいろいろな立場の人が契約に関わることがよくわかりました。契約中の独特な緊張感は、今まで経験したことがなく興味深かったです。お渡しする・引き取る書類や印鑑を押す局面も多くあり、普段の生活においてはめったにお目にかかることのない貴重な体験をさせていただきました。契約ではミスや間違いは許されません。そこで契約中には信頼関係を持つことが非常に大事だなとひしひしと感じました。そこで(株)サプライズコンシェルジュのバリューにも記載されている「自ら当事者として正しいと言い切れる道を選択する」という理念を、インターン生である私も持つことを前提として、取引者さんなどの相手に姿勢で示すことが大切だと感じました。

不動産テックについての内容を教えていただいただけでなく、インターンを通して能動的に考えて実行に移すことの大切さがよくわかりました。いろいろな面で成長させていただく機会をくださった(株)サプライズコンシェルジュに感謝しています。

最後まで御閲覧ありがとうございました。